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2007年08月17日 11:36
「温故知新」-LTCM危機のとき、日経平均は23%下げて、61%上がったー (桜桃)[V作戦]> [桜桃]
▽・・・いっこうに下げ止まりの気配が見えてこない株式市場。市場内では、ロシアのルーブル切り下げをキッカケに日経平均が23%もの大幅安を強いられた98年のLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)危機の時に、状況が似てきたとする声が広がりを見せ始めている。
▽・・・簡単に当時を振り返ってみよう。98年8月17日、経済危機を理由にロシアが突如ルーブル切り下げを発表。それに追い討ちをかけるように、19日に対外債務不履行、26日に対ドル取引不成立を宣言し、世界の金融市場は混乱の極みに達する。 7月19日に9337ドルあったダウ平均は8月31日に7539ドルまで下落。下落率19・3%。その後、9月2日に有力ヘッジファンドのLTCMが運用資産の4割を飛ばして、破綻への道に向かった。 ▽・・・当時のFRBの対応は早かった。インフレ警戒型だった金融政策を即座に中立型に切り替え、さらに、金融市場の混乱を収拾するために9月25日、10月15日、11月17日と3度に渡って利下げを実施。これを好感して株式市場は急反発に転じ、ダウ平均は前出安値から翌年1月14日の1万1722ドルまで、5ヶ月足らずで55・5%の大幅高を演じている。 ▽・・・そして、今回。幸いにも、ファンダメンタルズは当時と比べて格段に良好な状態にある。好調な企業業績に支えられて、さらに、下値があっても限定的だろう。後は、当時のように、FRBに機敏な対応が期待できるかどうか。森さんのニューズレターによると、昨夜のNY市場は「FRBが緊急会議を開催する」との噂が、引け際の300ドル戻しに繋がったそうだ。 参考記事以下。 http://www.stockstation.jp/ny_daily/837 そうした会議が実際に開催されるのかどうか定かではないが、連日行われる積極的な資金供給は、利下げに向けた地ならしとも受け止められよう。後になって振り返ると、昨夜が98年8月31日に相当する転換点となる可能性は決して小さくないと思う。 ▽・・・では、当時の東京市場はどうだったか。日経平均はNYに遅れること1ヶ月、10月9日の1万2879円で底打ち。7月高値からの下落率は23・0%だった。その後は翌年4月12日の2万833円までNYダウを上回る61・8%の上昇を演じている。 この日の動きを見る限り、なお東京市場は混乱の余波が残る可能性があるが、一番底など、だれも買えない訳で・・・。ここからの下落局面は、リスクを取れる向きにとっては、またとないチャンスだろう。 蛇足ながら、NY市場は、98年の波乱がITバブルを形成する土壌になった。大きな下げは、時として、物色の大転換をもたらすケースがあることも、頭の隅にとどめておくべきだと思う。 (桜桃)
Posted by stock at 11:36
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