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2010年01月28日 12:02
「今日の反転は少なからずのキヤノン効果も」 (馬小僧)[V作戦]> [馬小僧]
注目された米FOMCに関しては、経済見通しを引き上げたことが好感されたが、同時にカンザスシティ地区連銀総裁が反対を唱えた点がマーケットに戸惑いを与えた格好だ。日本の政策決定会合でも、金融政策の変更が近いと感じられる時期の票決が材料になるケースが多い。今回、米国の場合もこの反対票から、金利据え置きは年内限りとの見方が広がったようである。
出口論の再燃は、マーケットの心理を揺るがす結果になるものの、朝方の日本株にはプラスに働いたようだ。このところ円高に向かっていたドル/円相場は反転。90円台まで円安に振れるとともに、日経平均は上げ幅を拡大した。ドル/円と日経平均のチャートを並べてみると、ほぼシンメトリーとなるなど、昨年11月から年初までの上昇と、15日にピークアウトした後の下落は、見事なまで為替相場に連動している。東京株式市場は切り返しのきっかけを掴んだとみることもできよう。 円安に振れ輸出型産業の交易条件が改善するとなると、各国・地域における需要の増減がポイントになる。対米輸出については、経済見通しが明るいところに円高が一服──これほどの好環境はないとみて良いのではないか。新規制案で金融問題が気にされるとしても、回復する需要がかつてのように借金を積み重ねて創成したのでなければ、先行きはともかくとして、目先についてはモノが売れている事実だけを直視すれば良いと考えられる。 その意味で発表が本格化した企業決算を注視したい。中で注目を集めたは、昨日に発表されたキヤノン。同社は12月期決算であるため、その見通しは今年の主力ハイテク株の行方を占う数値として特に関心を引き付けたが、営業利益は52%増益と好決算となった。当面の経済状況について、自信の表れとみることができよう。製造業が外需で急回復しているという日経の観測記事に隠れてしまったことで、そう呼ぶ声は大きくないながら、キヤノン効果は少なからずあったのではないか。 他方、気になったのは日立建機。直接の売り材料とされた、第3四半期累計のさえない結果はともかく、同社幹部が今後の中国向けに対して不安と述べたことが気にかかる。中国での需要増大は言うまでもないが、そうした中にあって競争が激化、以前ほど儲からなくなっているようだ。さらに、金融引き締めによって来期以降は慎重な見方を示しており、中国ビジネスについては完全に楽観視できない状況にあると思った方がいいだろう。 (馬小僧)
Posted by stock at 12:02
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