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2010年02月04日 13:00
「先行きセットメーカー鈍っても、部品メーカーなら・・・」 (馬小僧)[V作戦]> [馬小僧]
決算発表シーズンも佳境に入り、主だったところは、今日のトヨタとソニー、明日のパナソニックでほぼ出そろう。トヨタに関してはリコール問題があるため、不透明感が強いながら、ここにくるまで発表された数値をみると、全体として評価していいと言えるのではないか。
個別に追っていくと、二番底を懸念していることが嘘であるかのような好調な数字が目立つ。とりわけ、市場で注目を集めたホンダは、通期営業利益を従来の1900億円から3200億円に引き上げた。トヨタが心配されているとは言っても、リコール問題は独自の材料と割り切れば、自動車産業全般についてはホンダを指標的な存在としてみるのが良いだろう。 セットメーカーが好調なら、当然、周辺銘柄にも好影響を及ぼす。TDK、イビデンなど部品関係企業の上方修正がその典型的な例と言える。原料や製品の価格に不透明感が漂う市況関連にしても、輸出数量は伸びている様子。工場の操業度も上がり、通常はクリスマス商戦の反動や中国の春節の影響などで落ち込む傾向のある第4四半期の受注も順調という声が、ジャンルを問わず製造業の企業から多く聞かれる。 このように足元の状況を踏まえれば、もはや二番底を心配する必要はないだろう。このまま為替相場が90円台をキープし、交易条件が悪化しない限り、おう盛な中国など新興国の需要を背景に、企業業績は一段と回復色を強めることが想定できる。期末を意識した換金売りに需給は悪化する可能性もあるが、そこで下がれば、好実態が想定される銘柄は買いのチャンスとなろう。 ただ、銘柄を選ぶ際に、注意したい点もある。中国など新興国の需要は増大しているとは言っても、競争が激化しており、以前ほど儲からない──そんなケースも出始めているためだ。 人口を踏まえると、中国が世界最大のマーケットであることは疑いはない。しかし、ビジネスチャンスがあれば、そこに世界中からむらがるように企業が集中する。グーグルのような例もあるが、日本や欧米がリーマンショック以前の水準まで戻すのは困難とみられる中、稼げる場所を集中して攻めるのは当然だろう。「世界で最も大きい」は「世界で最も厳しい」市場なのである。 前回のこの項でも、似たようなニュアンスのことを記したが、その点を考慮してもう少し詳しく書くと、セットメーカーよりも、部品、素材メーカーなどを狙うのが、中長期的にはリスクを小さくするコツとなりそうだ。 それは、海外メーカーの製品の基幹部分には、日本の部品メーカーの製品が使われている例が極めて多いのが理由。日本のセットメーカーが需要に乗り切れない場合でも、部品メーカーはしっかり稼ぐことができる──今後も「新興国」は相場テーマとして人気を継続しようが、その中での銘柄選別はシビアになるかもしれない。 (馬小僧)
Posted by stock at 13:00
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