2007年05月22日 07:19
米国株の強材料(現地5月21日)
買収案件続出
※このコーナーは現在休止中につき、更新はありません。
[強材料]
1.オールテル(AT)
米地域携帯電話サービス大手オールテルは、投資会社TPGとゴールドマン・サックス・グループのレバレッジドバイアウト(LBO)部門による買収で合意した。買収額は275億ドル。同社の株主はTPGとGSキャピタル・パートナーズ(GSCP)から1株当たり71.50ドルを受け取る。18日終値(65.21ドル)に9.6%上乗せした水準となる。フォード氏は引き続きCEOにとどまる。オールテルは後日、臨時株主総会を開き身売りの承認を求める。
2.ファースト・リパブリック銀行の四半期調査によると、カリフォルニア州での高級住宅販売が回復するなか、2007年1-3月(第1四半期)の高級住宅価格は、ロサンゼルス地域では前年比6.5%上昇し、サンフランシスコ地区では横ばいだった。ロサンゼルス地区の高級住宅の平均価格は、244万ドルと、前年同期の229万ドルから上昇した。サンフランシスコ地区については、高級住宅価格は前年同期比変わらずの292万ドル、サンディエゴ地区は同3.2%上昇の217万ドルだった。
3.ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)等地域電話会社
米連邦最高裁は21日、ベライゾン・コミュニケーションズなど地域電話会社がお互いの地元で競争しないよう談合したと訴えられている問題で、訴えを7対2で棄却。反トラスト法(独占禁止法に相当)に基づく訴訟に新たな制限を設けた。
最高裁はベライゾンやAT&T、クエスト・コミュニケーションズを相手取った今回の裁判で共謀の証拠がないと判断した。
4.スケッチャーズ(SKX)
米業界紙ウィメンズ・ウェア・デイリー が報じたところによると、米投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)はスポーツ・カジュアル靴メーカー、スケッチャーズUSAと靴小売りの米ゼネスコをそれぞれ買収し、株式を非公開にした後で両社を統合することを検討していると言う。
5.シティ・グループ(C)
時価総額で米銀最大手のシティグループは21日、マイケル・クライン、トーマス・マヘラス両氏を市場・銀行部門の共同会長兼最高経営責任者(CEO)に起用したことを明らかにした。これは先にシティグループの最高業務責任者(COO)に昇進した同部門のロバート・ドラスキン氏の後任人事。
6.米投資会社ブラックストーン・グループは、新規株式公開(IPO)ならびに中国政府に対する株式売却で最大77億5000万ドルの資金調達を目指す。これは、プライベートエクイテ(PE、未公開株)投資会社の株式公開としては過去最大規模となる。仮条件1株当たり29-31ドルで、公募・売り出し株式数は最大1億5330万株を予定しており、このIPOで47億5000万ドルの資金調達を目指す。同社はまた、中国政府に30億ドル相当の株式を売却することでも合意している。競合他社で米投資会社のフォートレス・インベスト・グループはこれに先立ち2月にIPOを実施した。中国が近く設立する国家投資会社は、ブラックストーンの議決権のない株式を10%未満買い取る。
ブラックストーンによる中国のPE市場参入の足掛かりになるとみられる。
国家投資会社は最初の投資先であるブラックストーン株を、少なくとも4年間保有する。
7.ゼネラル・エレクトリック(GE)
時価総額で世界最大の化学製品メーカー、サウジアラビアのサウジ基礎産業公社(SABIC)は、ゼネラル・エレクトリックのプラスチック 部門を約116億ドルで買収することで合意した。欧米やアジアでの製品ならびに事業の拡大を目指す。買収は現金で実施される。同部門の売却益はGEの今年の自社株買いを総額20億ドル拡大し最大80億ドルとすることなどに使用される見通し。GEは原油コストの高騰で利益が圧迫されたことから1月に同部門を身売りに出した。
8.英投資会社テラ・ファーマ・キャピタル・パートナーズは21日、音楽大手、英EMIグループを約24億ポンドで買収することで合意した。テラ・ファーマは、資産家のガイ・ハンズ氏率いるプライベートエクイティ(未公開株)投資会社。EMIの株主に対し1株当たり265ペンスを現金で支払う。EMIに21億ポンドの買収案を拒否された米ワーナー・ミュージック・グループが買収価格を引き上げて再度、EMI買収に乗り出す可能性があるとともに、ワン・エクイティ・パートナーズを含む企業買収会社も関心を示していると、20日付の英サンデー・タイムズ紙が報じた。
9.アルトリア・グループ(MO)
シティグループは、米たばこのフィリップ・モリスなどを傘下に持つアルトリア・グループ株を保有すべき銘柄に挙げた。投資判断は「買い」で据え置いた。同社が早ければ6月にも海外たばこ事業のスピンオフ(分離・独立)を発表する可能性があるとの見方を示した。
10.ビステオン(VC)
21日付のインドのビジネス・スタンダード紙によると、インドのタタ・オートコンプ・システムズと仏バレロの合弁会社が米自動車部品メーカー、ビステオンの株式を最大20億ドル相当を取得する可能性があると言う。
11.ウィリアムズ(WMB)
米最大の天然ガスパイプライン運営会社、ウィリアムズは電力と天然ガスの資産を米証券大手ベアー・スターンズに売却することで合意した。
12.グーグル(GOOG)
調査会社ニールセン・ネットレーティングスの調べによると、グーグルの米検索市場での4月のシェアは前年同月から5ポイント上昇し55%となった。
グーグルは4月に37億7000万件の検索を扱った。検索件数は前年同月比42%増だった。マイクロソフトは7.4%増の6億1250万件を扱い、シェアは9%と前年同月の11%から低下した。ヤフーの扱い件数は前年同月比28%増の15億件で、ジェアはほぼ横ばいの22%だった。
13.アップル(AAPL)
同社株が続伸。連邦通信委員会(FCC)が先週同社iPhone販売を認可。来月から販売で、当初はAT&Tワイヤレス顧客対象。これが引き続き支援材料になっている。

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